2012年 04月 28日
お墓のカタチについて |
今回は久しぶりに仕事関係のお話をしたいと思います。 
お墓って実は色々なカタチが存在するってご存知でしょうか?伝統的な和型墓石でも日本全国、各地域によってお墓のカタチは全然違います。全部ご紹介するのは大変なので、ここでは関西地方で代表的なお墓のカタチをご紹介したいと思います。(CADで作ったイメージ図なので参考までにお考えください。)他の石材店さんによっても多少カタチが違ったりしますのでその辺はあしからずご了承ください。
まずは京都府で圧倒的に数多く建てられている 「京都型」 です。
京都らしくシンプルで優しい印象の作りになります。香炉(お線香を供える台)と供物台(お供物を置く場所)が独立していて、香炉部分に家紋を彫刻します。
棹石(一番上の石)の頂点が丸みのある加工になるのも特徴です。
厳密な京都型は上台(上から二番目の石)に水溜があったりしますが、最近は水溜加工をする石材店は少なくなってます。

そして 「京都型のデラックスver.」 です。
花立が花瓶のカタチに加工されて、供物台(お供物を置く場所)も経机をイメージした作りになります。上台(上から二番目の石)も亀腹加工という細工がされ、香炉(お線香を供える台)も細工に拘った作りになります。京都型を全体的に豪華にしたカタチです。

続いて兵庫県のみならず関西一円で数多く建てられている 「神戸型」 です。
京都型とは逆に供物台(お供物を置く場所)が上台(上から二番目の石)にくっつくカタチになり、水鉢・線香立が前面にきます。棹石(一番上の石)の頂点がフラットな加工なのも特徴です。シャープな作りでスッキリしてるのに、重量感のある印象になります。

そして 「神戸型のデラックスver.」 です。
花立が花瓶のカタチに加工されて、上台(上から二番目の石)も亀腹加工という細工がされ全体的に豪華な作りになります。

続いて 「大阪型」 です。最近は神戸型にシェアの伸ばされて、あまり見かけなくなってきました。カタチは神戸型とよく似ています。神戸型との違いは供物台(お供物を置く場所)が水鉢と一体となっていて線香立の置き位置が逆になるところです。

続いて 「舞鶴型」 です。京都北部の舞鶴市で数多く建てられています。逆にいえば舞鶴市外では殆ど見かけることはありません。特徴は一般的なお墓より上台(上から二番目の石)と下台(上から三番目の石)が、やや大きく作られていて全体的にどっしりとした重量感が出る作りになっているところです。掛け鉢なのも特徴です。また棹石(一番上の石)が舞鶴頭という細工に拘った独特の加工になります。

その他にも丹後半島で見られる 「丹後型」 や、
京都府宮津市で見られる 「宮津頭」 という棹石(一番上の石)がピンと尖がった加工
↓

など各地域によって本当に様々で結構奥深いです。
お参りに行かれた時、自分の家のお墓が〇〇型で建っているのか確認してみるのもいいのではないでしょうか?
普段はあんまり意識してお墓を見るってことないですし、「あっ!!うちは京都型!!」 とか 「ほ~。うちは神戸型か」 てな感じで確認できると思います。
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お墓って実は色々なカタチが存在するってご存知でしょうか?伝統的な和型墓石でも日本全国、各地域によってお墓のカタチは全然違います。全部ご紹介するのは大変なので、ここでは関西地方で代表的なお墓のカタチをご紹介したいと思います。(CADで作ったイメージ図なので参考までにお考えください。)他の石材店さんによっても多少カタチが違ったりしますのでその辺はあしからずご了承ください。
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京都らしくシンプルで優しい印象の作りになります。香炉(お線香を供える台)と供物台(お供物を置く場所)が独立していて、香炉部分に家紋を彫刻します。
棹石(一番上の石)の頂点が丸みのある加工になるのも特徴です。
厳密な京都型は上台(上から二番目の石)に水溜があったりしますが、最近は水溜加工をする石材店は少なくなってます。

そして 「京都型のデラックスver.」 です。
花立が花瓶のカタチに加工されて、供物台(お供物を置く場所)も経机をイメージした作りになります。上台(上から二番目の石)も亀腹加工という細工がされ、香炉(お線香を供える台)も細工に拘った作りになります。京都型を全体的に豪華にしたカタチです。

続いて兵庫県のみならず関西一円で数多く建てられている 「神戸型」 です。
京都型とは逆に供物台(お供物を置く場所)が上台(上から二番目の石)にくっつくカタチになり、水鉢・線香立が前面にきます。棹石(一番上の石)の頂点がフラットな加工なのも特徴です。シャープな作りでスッキリしてるのに、重量感のある印象になります。

そして 「神戸型のデラックスver.」 です。
花立が花瓶のカタチに加工されて、上台(上から二番目の石)も亀腹加工という細工がされ全体的に豪華な作りになります。

続いて 「大阪型」 です。最近は神戸型にシェアの伸ばされて、あまり見かけなくなってきました。カタチは神戸型とよく似ています。神戸型との違いは供物台(お供物を置く場所)が水鉢と一体となっていて線香立の置き位置が逆になるところです。

続いて 「舞鶴型」 です。京都北部の舞鶴市で数多く建てられています。逆にいえば舞鶴市外では殆ど見かけることはありません。特徴は一般的なお墓より上台(上から二番目の石)と下台(上から三番目の石)が、やや大きく作られていて全体的にどっしりとした重量感が出る作りになっているところです。掛け鉢なのも特徴です。また棹石(一番上の石)が舞鶴頭という細工に拘った独特の加工になります。

その他にも丹後半島で見られる 「丹後型」 や、
京都府宮津市で見られる 「宮津頭」 という棹石(一番上の石)がピンと尖がった加工
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など各地域によって本当に様々で結構奥深いです。

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by nakagaki-sekizai
| 2012-04-28 12:11